読書ログ【INNOVATION FACILITATOR】

とにかくプロジェクトを進めることが苦手。
そう気づかされるこの3か月でした。
 
それまで知らなかったもの同士が互いの想いや背景を理解し合う
プロジェクトを進める上で壁になっていたのは、「自分がオーナーなんだから、自分で決めないと!」っていうプレッシャー。
で、それで、いろんなものの実装が遅れ、自分の工数もとれず、目的もずれていく…
 
今思い返せば、序盤にお互いの背景を理解し、シェアードバリューを作り、できる範囲のことを自発性持ってもらって任せられたらよかったんだろうなって思います。
 
情報化社会で、ひとりがゼネラリストになることはもはや不可能な時代。
いろんな人の強みを知る、集める、束ねる。
 
ただ、具体のフェーズでは、あとあとになって、それまでの経験に基づく、前提の違いが大きなギャップやほころびになって出てくる。
 
だからこそ、ファシリテーターとしての活動、シェアードバリューの共有は序盤で時間かけてやらないといけませんね。
イノベーションファシリテーターの目的は、会議で合意形成を作ることではありません。達成したい社会的な課題に対して、課題の当事者及びその関係者=ステークホルダーたちの関係に変容を生み出していくことが目的なのです。関係に変容を生み出すとは、簡単にいうと、それまで知らなかったもの同士が互いの想いや背景を理解し合うということです。
・ 好奇心を発揮して話を深堀すると、当事者の本質的な想いに触れることができます。
・ その目的を達成して、あなたが一番仕合せにしたいのはどんな人ですか?
・ こんなことが起きたら嬉しいと思える、最も小さな成功は何ですか?
・ フューチャーセッションは、社会的な課題の達成に向けて、何度も重ねる探求のプロセスです。
・ 課題の構造をタテからヨコに→ワークライフバランスは仕事と暮らしがトレードオフではなく、調和するもの、と課題を見直す
・ よい問い ①誰も考えたことのない問い ②多くの人がおかしいと思っているテーマ ③公共性がある
・ 小さな問いを組み立てながら、メインの問いが少しずつ自分ごとになるようにしていく
・ 多様なステークホルダーが理解できて、なおかつ共感できるシェアードバリューを作ると、お招きしたいステークホルダーの顔が見えてきます。
・ 誰かのために本気になる
・ ゴールは曖昧なままでいい
・ フューチャーセッションの目的は対話をスムーズに行うことではなく、社会的な課題を解決することです。そのために最も効果的なことは、これまで交わらなかった人同士が交わり、お互いの立場を理解して、相互に支援し合えるように関係性を結び直すことです。
・ 本当にクリエイティブな人とは、たくさんのアイデアを出す人というよりも、大切なアイデアやプロジェクトを実現するために自分自身を変えてしまうこともいとわない人
・ 未来思考とは、物事を考える視点を未来において、そこから現在を振り返ることによって、今起こしたいアクションを決める思考方法のことを言います
・ フォアキャスティングで物事を考えすぎると、予測可能な問題に対していかに対処するかという発想に縛られてしまい、発想の転換が起きなくなってしまうことなのです。
・ 問いはポジティブに
・ ハイポイントインタビュー:最高の体験について尋ねるインタビュー手法
・ 短い時間だからこその「試しにやってみよう」という前向きなパワーを引き出すことは、イノベーションファシリテーターの重要な役割なのです。
・ 議論(考え方をぶつけ合いながら1つの答えを打ち出していく)>対話(特定のトピックに関して、お互いの意見の違いを理解し合い、質問によって相手の知性を引き出す)>会話(楽しむための言葉のやり取り)
・ クイックプロトタイピング。大切なのは試作して可視化すること
・ 何かすごくいいたい意見がありそうなので、せっかくならみんなの前で話してみていただけませんか?その話の中にイノベーションのヒントがあるかもしれません